ターナー色彩株式会社

かつてないターナー、誕生。

U-35 ACRYLICS

アーティストの未来が進化する。

最高品質のヘビーボディを
次世代のアーティストへ

アートの未来を拓く次世代アーティストたちの表現力を
これまでにない高度なクオリティとともに、
究極のコストパフォーマンスで応援したい。
アーティストのあふれるエネルギーに共鳴し、
枠を超えて高みへと進んでいく力になりたい。
その想いのもと、ターナー色彩の70年を越える歴史を背景に
色彩を探求してきた知と技を結集し、誕生したアクリル絵具。
それが「U-35」です。
求められる性能を根本から見直し、
全81色中66色に単一顔料を使用。
発色や透明性はもちろん、耐光性、描き心地のすべてに
ターナー史上最高ランクの品質を実現しました。
「U-35」が次世代アーティストの感性を自由に解き放ち、
はばたく才能をサポートします。

ターナー史上最高ランクの
品質を実現

「U-35」誕生のものがたり アートの世界を
未来へつないでいく
それがターナーの使命

Artists talk about new acrylics like never before

次世代アーティストを応援する「U-35」が実現したターナー史上最高の品質。
極限まで高めたかつてない性能はプロユースにも十分に応えるものです。
そこでアート界で活躍するプロフェッショナルの方々が実際に「U-35」を手に取り、独自の視点でコメント。それぞれの言葉には次世代だけでなく、すべてのアーティストへのメッセージが込められています。

会田 誠

O Jun

太田 圭

壺井 勘也

名和 晃平

山口 裕美

会田 誠現代美術家

プロ用として遜色のない品質は、きちんとした顔料を使った証拠。

サンプルをいただいて試したのですが、プロ用の絵具としてまったく遜色ない品質だと思いました。確かに売り文句の通り、顔料が濃いですね。例えば黄色(ハンザ・イエロー・オペーク)は黒地の上でも少し厚塗りすれば、明度も彩度もほとんど損なわれることがないーこれが今までの安価な大型チューブ製品では透け透けになって弱かったものです。あるいは染料系の藍色(フタロ・ブルー)や赤紫色(キナクリドン・マゼンタ)では、チューブから出したままの状態だと限りなく黒に近いのに、水で薄めて白地に塗ると色鮮やかな空色やピンクになるーこれもきちんとした顔料を使った証拠です。これなら混色の時のストレスが限りなく少ないと思います。名シリーズ「アクリルガッシュ」に引き続き、ターナーさん良い仕事をしますね。

O Jun画家、東京藝術大学教授

水彩、油彩の呪縛を解いて、“絵具”で絵を描く。上等じゃないか。

アクリル絵具を使わなくなってずいぶん経つ。水彩は使うのでこれも水彩の一種ではあるが、油彩と水彩との両性を有しているというのが自分のアタマに引っかかってそれが使用を遠ざけていた。歳を取って脳みその皺も浅くなって引っかかりもなくなったので試してみた。それがこのターナー色彩が開発したアクリル絵具「U-35」だ。練りが堅い。ナイフで寄せながら塗り広げる際、盛り上がる絵具がへこたれない。加えて発色が強い。薄めても色褪せない。あえて“接ぎ木”するよう、油彩と併用してはどうだろう。遊んでみよう。水彩、油彩の手前勝手な呪縛を解いて、“絵具”で絵を描く。上等じゃないか。ところでこの絵具の名前の「U-35」は何の意味だろう。数えでU-65の絵描きの脳みそにはそこがわずかに引っかかるのだが...。

太田 圭日本画家、筑波大学教授

このU- 35とウィズアート、そしてNext Voyageを!

とにかく10年描き続けること。30年以上前、卒業式後に恩師から贈られた言葉だ。私たちはこの言葉を信じて無我夢中に描き続けてきた。当時の想いは世阿弥の説く「3つの初心」で一つ目の「是非の初心」にあたる。あと二つは「時々の初心」と「老後の初心」で、「限りのない芸の向上を目指すべし」と。さて「U-35」の名は年齢のことだそうだが、あらゆるアーティストを応援したいとの想いが込められた最高級品質の絵具である。良い絵具とは何か。美しい発色、混色や重色の容易さ、耐久性、環境への安全性...。私は五感とフィットする絵具が好きだ。そして大事なのは作品で絵具が絵具に見えないこと。良い絵具は良い描き手によって絵具に見えなくさせる底力を持つ。その点でも「U-35」は使う人たちを素晴らしい「創造の航海」に誘ってくれるに違いない。

壺井 勘也造形作家、大阪芸術大学教授

大いなる未来を創世し、尽きない探求心に応える。

このたび、ターナー色彩より、新しいアクリルカラーの提案があった。常に時の先端をゆく飽くなき挑戦といえる。それはターナーの考えるアートプランニングでもあり、嗜む(たしなむ)・誘う(いざなう)・創りだす(つくりだす)というマテリアルを通じて、新しい可能性を育む。嗜むとは好んで親しみ、身につけることであり、いわば愛好である。誘うとは心動かされ、まだ見ぬ世界へと導かれることだ。そして創りだすとはまさに表現そのものである。アーティストの力と絵具の力が呼応したとき、そこには想像を超える何かが生まれる。ほかに類を見ないカラーバリエーションは大いなる未来を創生する。尽きない探求心に応え、クリエイティブな表現を可能にする。マテリアルに挑戦するアーティストに夢を託しつつ。

名和 晃平彫刻家、Sandwich Inc.主催、京都芸術大学教授(photo:Nobutada OMOTE|Sandwich)

日本発の、革新的な絵具を送りだしていって欲しい。

ターナー色彩は、アーティストに寄り添い、アーティストの視点から絵具のことを考え、絵具を作ることができる会社です。これまでにも、さまざまな作品に合った絵具の選択やメディウムの調合を共同で開発したり、新しい絵具の可能性について深く議論したり、メーカーとして一歩踏み込んだチャレンジや対応をしてくれました。また、美術大学で学生のための絵具を使ったワークショップの実施や、1990年から続く一般公募展TURNER AWARDの開催など、美大生や若手作家の支援にも注力されています。ターナー色彩は、ジャンルや世代という枠に留まらず、多くのアーティストの自由な発想に応えてくれる存在です。これからも日本発の、革新的な絵具を作り、世界へ送りだしていって欲しいと思います。

山口 裕美アートプロデューサー

やる気を刺激し、作品を生み出し、美しい色をキープするのだろう。

75年の歴史を持つターナー色彩が新しい絵具「U-35」を発表する。このニュースはコロナ禍の重苦しい空気を吹き飛ばすようなワクワクするものだ。32年目を迎えるターナーアワードに象徴されるように美大生や若手アーティストの支援活動を長く続けており、沢山の企業が短期間で支援を止めることが多い中で際立っている。前評判の高い「U-35」も才能あるアーティストのやる気を刺激し、多くの作品を生み、美しい色をキープすることになるのだろう。世界的未曽有のコロナ禍で自粛期間が続くと、カラフルなアート作品との出会いがしみじみと幸せに感じる。色は光であり、エネルギーだ。片山哲夫デザインの眼のロゴマークのように、才能を発見、評価、応援、洞察しながら、アーティストと共に未来を見つめていくターナー色彩をこれからも長く注目していきたい。

U-35 Works

アーティストたちが実際に「U-35」を使い、それぞれに独自の世界を表現。単一顔料の多い「U-35」だからこそできるピュアな発色を活かした作品や独創的なタッチもさまざまに個性豊かな作品が集いました。
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