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2017.09.20

ターナーアワード2011大賞の橋口さんにお話を聞きました。

 
ーターナーアワード応募のきっかけは?

大学に入学したてで発表の機会が乏しい中、どうしても発表したい作品が出来、ターナーアワードのポスターを見つけて応募しました。

ターナーアワードに出品した作品は、東日本大震災直後のまだ余震が続いている最中に制作していました。
千葉の実家に帰省していて、そこの放射線量が周囲よりかなり高い値が出たとの報道があり、自分の基盤が崩れ去るような気持ちの中、なんとかこの感覚を残しておきたいと夢中で描いていた記憶があります。
今同じテーマで描いても、決して同じようには描けないと思います。
その瞬間の一番リアルな感情を作品に残し、多くの人の目に触れる機会を頂けたことは、大変貴重な経験となりました。

今後も自身の中にある一番身近な感覚を見つめていく中で、その瞬間にしか生み出せない作品を一つでも多く制作出来れば幸せだと思っています。
 
ー愛用のターナー商品、お気に入りの色があれば教えて下さい。

アクリルガッシュのマゼンタ、コーラルレッド、オペラレッド、ラメカラー、パールシリーズ、など他多数

ー橋口さんは現在どのように活動されていますか?

現在はデザイン学科の助手として勤めながら制作活動を続けています。


橋口美佐
2013年 多摩美術大学絵画学科油画専攻、卒業
2015年 多摩美術大学大学院油画研究領域修士過程、修了

2011年 TURNER AWARD2011、大賞
2012年 GOLDEN COMPETITION2012、入選
2014年 GOLDEN COMPETITION2014、優秀賞
2016年 アクリルガッシュビエンナーレ、優秀賞


私は私の半分を過去へ置き去りに、もう半分を昨日の自分に着込んで生きる(1455×1120mm)2011年
ターナーアワード2011大賞作品

「世界の隙間から怪獣のバラードが聞こえる」(2590×3880mm)2015年


「Terminal」(1620×1300mm)2016年
アクリルガッシュビエンナーレ優秀賞作品