ゴールデンアクリリックス
ゴールデンフルイド

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この日記はゴールデン社
2007.7.9
ユーザーとのやりとり−2

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アーティストからのコメント
私はアクリル絵具に、砂や雲母、砕いた鉱石などの不活性物を混ぜて、異なる外観を与えたい。これまでの実験は、なかなかよい。さらにスレートを割って乳鉢で砕いたりした。
このような目的について、どのようなメディウムが適していて、何を混ぜてはいけないか、貴社からの専門的なアドバイスをいただければ、ありがたい。

・マークさんの返事
質問をありがとうございます。アクリル樹脂の優れた点の一つは、様々な異なる機能性あるいは装飾性の添加物を受け入れる性質です。
ご質問に事細かくお答えするのは難しいのですが、正しい方向に向かえるよう、いくつかの推奨事項があります。
アクリル絵具はアルカリ性で、安定性を保つには、最終的なpHが少なくとも中性である必要があります。もし混合物を保管しておきたいなら、pHは8以上にする必要があるでしょう。それ以下だと駄目になる可能性があります。駄目になったアクリルの臭いは、汚れたソックスのようです。これは、酸性のものを混ぜられないという意味ではありませんが、最終的な混合物がアルカリ側にならなければなりません。必要ならば、アミンをいくらか混ぜてください。
これは、アルカリ側では安定しない色や体質顔料はアクリルには使えないことを意味します。たとえば、プルシァンブルーはアルカリには非常に弱いのです。アルミニウムの箔や粉末もアルカリ性のアクリル中では腐食します。それによりガスが発生し、ボトルなどの容器が破裂する可能性があります。他の金属の多くも、アルミニウムと同様に腐食する傾向があります。しかし、金属酸化物はアクリル中でとても安定していることが多いのです。
かつては油性や溶剤系でしか安定していなかった多くの製品が、水性でも使えるようになってきました。この中には新規のメタリック顔料もありますが、それを製品にする前には試験を行います。 クレーや炭酸カルシウム、珪酸アルミ、マイカ、タルク、多くの鉱物類などの他の体質顔料はアクリルに混ぜることが出来ます。注意する点は、安定した製品を臨むなら、臨界顔料濃度を超えない超えないことが必要です。もちろん、安定でない仕上がりや作業性を望むこともあるでしょうが、それはみなさんの選択の問題です。しかしそうすると、乾燥につれてヒビ割れしたり、混ぜていると固まったり、保存中に凝集やゲル化を起こしたり、塗膜がもろくなったりするなど、問題が起こるでしょう。
どのようなアクリル製品が、材料を混ぜるのによいかといいますと、私はよく粘度の低いメディウムを使います。すべてのGACメディウム類は使えるでしょう。GAC700は、高速で混ぜていると泡立ちますが、みなさんは、それは避けたいことでしょう。エクストラヘビーゲルやハイソリッドゲルは、それ自身がすでに高粘度のため、混合は難しくなります。もし材料を完全に混ぜることが出来れば使えるでしょうが、とても難しいことです。
アクリルに何を加えるにしても、十分によく混ぜる必要があります。さもないと、固形物の固まりができて、そこが作品のウィークポイントとなり、ヒビ割れることがあります。
お役に立てば幸いです。

・アーティストからのコメント
私が最初かどうかは分からないが、これはクールだ!
ライトモデリングペーストとコースパミスゲルを大雑把に同量混ぜて、ニュートラルグレー#8を少量混ぜたら、アクリルコンクリートの出来上がり!
これをキャンバス一面にたっぷり塗ったオリジナルのポータブル壁面に「グラフィティ・アート」を描きたい。乾燥するのが待ち遠しい。

・マークさんの返事
パミスゲルは、もともとコンクリートに似せた特注のゲルでした。私は、あなたのように、ライトモデリングペーストを混ぜる次のステップには進みませんでしたが、重さのないセメントというのは素晴らしいですね。お望みのままに、というような話です。私も試してみます。

・アーティストからのコメント
コースパミスゲルは私にはツブが荒すぎるが、ケーキ・フロスティング(砂糖衣)のようなライトモデリングペーストの風合いが、塗り広げるのにちょうどよいバランスとなる。 返事をありがとう。

・マークさんの返事
あなたのコメントに、思い出し笑いをしてしまいました。私が特別なペースト状の絵具が好きなのは、まるで滑らかなピーナッツバターのように、硬いナイフでしか塗り広げられないからです。 食べ物のテクスチャーは私を刺激し続けています。それが、私が絵画より料理がずっと上手な理由でしょう。