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この日記はゴールデン社
2007.2.13
大学美術協会での下地に関するセッション
大学美術協会(CAA)スタッフとの数年にわたる共同作業の末に、メーカーや参加者を含むパネルディスカッションを行うことができました(2007年2月)。Mark Gottsegen教授に絵画の下地やサイジングに関するプレゼンテーションとディスカッションの司会をお願いしました。これがCAAとの継続的な協力の出発点となることを望みます。美術界におけるより大きな団体との対話を始めることができてうれしく思います。対話を望む限り、お互いに多くを得ることができます。CAAブックフェア進行役のPaul Skiff氏の開催へのたゆまぬ努力と、Mark Gottsegen教授の司会役および参加の呼びかけに感謝します。教授はまた新しい団体である絵画材料情報教育ネットワーク(AMIEN)の紹介のためにも参加されました。AMIENが提供する材料情報や協力体制は、すべての画家が価値を認めるものとの自信を持っています。
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アーティストからのコメント1
2年ほど前にゴールデンは油絵具下地に使用するアクリルジェッソに関する試験を行っていると聞いた。その試験は続いているのか?結果はどうか?

マークさんの返事
コメントをありがとうございます。その試験は始めてから3年が経ちます。私たちはすべての近代のジェッソ試験に関する手順を開発しようと考えています。伝統的な本来のジェッソと区別するために「下地材(Grounds)」と呼ぶようにしています。
最初の試験は、まず現存の製品を調べることでした。硬さ、湿気に対する耐久性、柔軟性の経時変化、塗り重ねによる接着性、油絵具の粘着性などです。
もっとも興味深いデータとしては、クイーンズ大学との共同作業で見られたものですが、アクリル塗膜の水可塑化作用です。水可塑化とは、湿気が高くなるほどその材料が柔軟になる性質です。これは特に綿のキャンバスの動きで顕著です。湿気が高くなると、綿の繊維は曲がってくるので、結果としてキャンバス地はぴんと張ってきます。アクリルは湿気が高くなれば、より柔軟になりますので、変化に対応できます。現実世界の話としては、湿度変化に対するキャンバスの動きは多くの場合、アクリル塗膜の驚くほどの柔軟性に比べれば非常に小さいものです(ただし低温のときは別です)。
それ以外にわかったことは、アクリルは非常に多孔質なため、油絵具のバインダー(油分)が塗膜の細孔に浸透することです。このようなざらつきのあるアクリル面への油絵具の接着は非常によい傾向にあり、よくいわれるこの組合せでの剥離とは逆になっています。 また、酸性である油分のキャンバスへの浸透を防ぐには、少なくともアクリル下地材を3回塗り重ねる必要があることも分かりました。私は以下の理由から4回をお勧めします。4回塗りにより、アクリル下地は引っ張り強度が顕著によくなるので、より硬くもろい油絵の下地の支持体に適したものになるのです。
こうした結果は数ヶ月のうちには発表することになるでしょう。そのときはお知らせいたします。

アーティストからのコメント2
アルシュの水彩紙に描く場合、下地材としては何がよいだろうか。以前にGAC-100を使った。フロリダでのあなたの講習は満員で受講できず残念だった。

マークさんの返事
ありがとうございます。フロリダでの講習での反響はすばらしいものでした。来年はもっとイベントを考えたいと思います。 ご質問のアルシュ水彩紙ですが、下地材が必要な理由は何でしょうか?GAC100を使う利点のある画面で何をなさるのか、非常に興味があります。GAC100について推奨している特長は、表面をシールして乾燥を遅くして作業を長くできるようにするとか、画面でのすべりをよくするなどです。他にもできることはあるでしょうが、とにかくあなたが何をされたいのかによります。
技術サポートに電話していただければ、ご要望を詳しくみて次のステップのご相談ができるでしょう。
またフロリダでお会いしましょう。