ゴールデンアクリリックス
ゴールデンフルイド

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この日記はゴールデン社
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更新履歴
2006年の日記
2006.11.27
冬支度
2006.3.28
試作品
2006.2.26
品質の対価
2006.1.31
絵具セット
2006.1.17
私と絵具
2006.11.27
冬支度
ニューヨーク州北部のこの地域はこれまでのところ、過ごしやすい気候です(2006年11月末)。雪のちらつきがあったのと、車の上に振り払う程度の霜が朝方に降りる程度です。これは暖かく短い冬の前兆であるとよいと思いますが、どうもそうはならないでしょう。

先週、ガレージから冬の寒さに耐えられないものを何とか取り出しました。氷点下では、水性接着剤やコーキング剤は駄目になってしまうでしょうし、そう、アクリル絵具も駄目です。大半のエマルションタイプの絵具は凍結を数回繰り返す程度なら耐えられるようになっていますが、まずは凍らせないようにすることです。凍って駄目になった絵具は、解凍したときコッテージチーズのようになります。こうなると全く使えません。水で薄めたり、よくかき混ぜたりしても無駄な努力です。

このことから、みなさんに提案したいのは、アトリエでの描画を終えて夕方に片づけをしようとするとき、アトリエの温度を10度以下にしないことです。床に置いて描いている場合は、床は温度が一番低くなる場所ですから、アトリエ内はもっと高めにしておく必要があるでしょう。本質的には描画直後の絵は9度以上に保っておくべきで、さもないと絵具が適切に膜にならなかったり接着が悪くなったりします。これは、屋外で太陽が壁を暖めている間に描き上げてしまおうとしている壁画作家についてもいえることです。乾燥しつつある絵具の塗膜表面が最低造膜温度以下に下がると、絵具は適切な膜になりません。

アトリエを暖かくしながら、適切に換気するにはかなりの費用がかかるのは分かりますが、新鮮な空気をアトリエ内に入れ続けることは、制作される方々の健康を保つ点で大切なことです。とても寒くなってしまう前に、新鮮な空気をどこから取り入れるか考えて置いてください。屋外に出てタバコ休憩を取ることを言っているのではありません。暖かくしておきましょう。
オリジナルページに書き込まれた
アーティストからのコメント1
半乾きの絵具塗膜を暖めなおしたら、きちんと固まるのか、それとも駄目なのか? 今年の冬は未乾燥の絵をポーチに出しておこうかとも思うが(ここメイン州も北部にある)、しかし良い絵具を実験のために無駄にはしたくない。 それからどこかで(ここかもしれない)読んだが、乾燥したアクリル塗膜は温度に敏感で、暑くなると柔らかくなって痕がつきやすく(例えば、画面をどこかにもたせ掛けた場合など)、寒くなるとひび割れやすいという。原則は「もし自分が心地よくないならば、絵もそうだ」ということだ。ゴールデンのエキスパートはどう言うだろうか?

アーティストからのコメント2
私のいる南部では冬場に温度が臨界点まで下がることはめったにない。 冬の屋外で風景画をアクリル絵具で描いたこともある。褐色の風景の中をトラックで乗り回す姿を想像してもらいたい。 これまでのところ、一旦、絵を中に(トラック内や室内)入れた後はよく乾いている。多分、吸湿性の紙に描いているので接着がよいのだろう。とにかくこれまでは4度くらいでも問題はなかった。多分、ラッキーなのだろう。

アーティストからのコメント3
私の場合もこれまでのところは、ゴールデンの絵の具で問題はない。私も屋外で(傘もささず、無謀だけれど)描いたが、秋から春にかけては7度以上になることはめったにない。もしそんな条件で絵がきちんと乾かなければ、仕事がなくなってしまうだろう。幸運にも、絵に問題は起こっていないし、描くのも速い。

アーティストからのコメント4
今年、ミシガンに引っ越したばかりなので、初めての寒い冬になる。忠告をありがとう。よく覚えておきます。

アーティストからのコメント5
注意をありがとう。アトリエは24時間暖房だが、床は地面よりは高いものの、スイス農家風の一戸建てだから、ゴールデンのコレクションが凍らないように床から離すようにしようと思う。素晴らしいヒントだ。おかげでいくらかでも失わずにすむと思う。