ゴールデンアクリリックス
ゴールデンフルイド

AboutGolden

この日記はゴールデン社
aboutMarkGolden
更新履歴
2006年の日記
2006.11.27
冬支度
2006.3.28
試作品
2006.2.26
品質の対価
2006.1.31
絵具セット
2006.1.17
私と絵具
2006.9.20
開いた蓋-あるいは開かない蓋
WetCanvas.comというインターネットサイトを見るようにとのご丁寧なEメールをいただきました。当社をより責任のある企業にという、お客様からの情報提供はいつでもうれしく思います。そのサイトのスレッド(多くのメンバーによるコメント)は当社のボトルやチューブの蓋の開け閉め、あるいは壊れてしまうことに関する、お世辞とは程遠い内容でした。当社の蓋については、社内でもずっと議論になっています。チューブやキャップの業者との長年にわたる問題でしたが、最終的にはより品質がよくて少しでも開閉のしやすい大き目のキャップを供給する仕入先に変更しました。これからはキャップが壊れてしまう問題などが少なくなると思います。しかし絵具がキャップのネジ部分にこびりついて開けられなくなる問題はまだ残っています。これはボトルでも同じです。私はよく、古いボトルのキャップを緩めるために床にたたきつけてしまうことがあります。きっとみなさんと同じでしょう。絵具を使うとき、私はかなりいい加減だと思います。ボトルの蓋を閉めるときに、きれいに拭き取らないことが多いのです。拭き取りをするときは、蓋を閉めることを忘れてなくてよかったと思います。

私は、ゴールデン社で行われる選択に責任があります。ですから蓋も私の責任です。ボトルのタイプはいくつかの要因を考えて選びます。一番重要な要因は、流通段階で製品の品質が保たれるかどうかです。中の製品がお客様にとり最大限に共感できる状態に保たれていることに価値があるよう望んでいます。また、その材料がリサイクル可能であるか、あるいは使用済み廃棄物を使って作られているかなどを十分に確認しています。高密度ポリエチレン(HDPE)は、新品の透明PET容器ほど魅力的ではありませんが、より多孔質なプラスチックに比べると9%ほども水分蒸発を抑えます。ですから不細工なボトルかもしれませんが、ガラスを除けばアトリエで保管されているときに絵具に与える変化が最も小さいものなのです。

チューブも私の選択したものです。私はプラスチック製チューブよりも金属チューブが好きです。金属チューブは口から空気が中に逆流したり、チューブ内で絵具が乾燥することはずっと少ないのです。

もちろん、蓋がいつもうまく開閉できることに越したことはありませんが、蓋の問題でフラストレーションを感じている方にいつも提案することがあります。 絵具を使い終わったら、いつも蓋を閉める前にネジの部分をきれいにしてください。ボトルでは、ラップを絵具表面に直接あてるように置き、さらにボトルのネジ部分にまでかぶせておきます。こうすると、ボトル内で絵具が空気に接することがなくなると同時にネジ部分に絵具がこびりつかないようにバリアーの役目もします。あるいはネジ部分にワセリンをごく少量塗ることも効果がありますが、絵具に触れないようにしなければなりません。ボトルについた乾燥絵具を取り除くと、製品も長く使えるようになります。当社の製品はどれも水分蒸発で乾燥しますから、しっかり密閉することで絵具の乾燥を防いで長く使えることになります。

これからもより高品質で保管性のよい製品というゴールを目指して新しい選択肢を探し続け、また製品の梱包や容器に使う材料を削減できる手段を探し続けます。こびりついた蓋についてのみなさんからのご意見や解決法を歓迎します。そしてこの問題の蓋を吹き飛ばそうとしてくれた方々に感謝します。
オリジナルページに書き込まれた
アーティストからのコメント
蓋を良い状態に保っておく方法を教えてくれてありがとう。ラップをそんな風に使うのは考え付きませんでした。既に絵具がこびりついた蓋の交換はしてくれるのでしょうか。

マークさんの返事
コメントをありがとう。キャップや絵具の交換は喜んでします、もしそれがキャップや蓋の不具合だった場合はですが。
Gottsegen教授のコメント
私の方法はこうだ。ネジがきれいかどうかを確かめるのはもちろんだ。次に蓋を回し締めしてから、蓋を下にしてボトルを軽く数回たたく。こうすると絵具が蓋のほうに移動し、空気はボトルの底に残る。 こうしてから蓋を下にして(ボトルを逆さにして)保管している。次に使うときには、ボトルをひっくり返して蓋を開ければ、常に新鮮な絵具が上に出ていることになる。

アーティストからのコメント2
最良の薬はいい加減なことをしないことだ…それに加えて、最後にチェックするとき、ネジにアクリル絵具が付いていたら、乾いてから剥がすことができる。蓋をあけたままにすれば、相応の報いを受けることになる。 蓋に問題が起こったことはなく、ボトルはとても良い状態だ。クリアタールゲルはとても粘りがあるが、風呂掃除などに使うビニル手袋をすれば完全に固まってしまったボトルの蓋でも開けやすくなる(実は私も相応の報いを少なからず受けている)。

マークさんの返事
コメントをありがとう。もう一度お客様に対する話題に戻すと、彼らはメーカーから「丁寧に扱う」という返事を期待しているわけではないでしょう。 何年か前に楔(クサビ)のついたキャップの設計図を描いたことがあります。もう一度考えてみる必要がありそうですが、私の案はうまくいきそうにありません。みなさんから、お好きな蓋のデザインをいただけたらと思います。

Gottsegen 教授のコメント
四角い瓶に四角い蓋はどうか。箱詰めも無駄なスペースがなくなるし、開けるときにもつかみやすい。
アーティストからのコメント
金属チューブは専門家用絵具には重要だという意見に大いに賛成だし、ゴールデンのチューブはとてもよい。しかし最近、日本に来て画材店でゴールデンの絵具を買ったときの失望を想像してみて欲しい。プラスチック製で空気が中に戻ってしまうチューブだ。どんなに嫌いか説明できないくらいだ。大阪でゴールデンの絵具が入手できるのを知ってとてもうれしいが、大きなホワイトを除くと全部がプラスチックチューブなのでとても失望した。どういうことなのか?

マークさんの返事
日本には私たちの製品を紹介してくれるとても素晴らしいパートナーがいます。日本の小売店にあわせるために彼らは充填をしています。彼らの機械はプラスチックチューブ用しかありません。またこれは日本市場での限られた展示スペースという要求にも合っています。 あなたの問題解決にはならないと思いますが、これが「どういうことなのか」に対するお答えです。