ゴールデンアクリリックス
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AboutGolden

この日記はゴールデン社
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更新履歴
2006年の日記
2006.11.27
冬支度
2006.3.28
試作品
2006.2.26
品質の対価
2006.1.31
絵具セット
2006.1.17
私と絵具
2006.2.16
アクリル絵具の品質とは何か - II
前回のコメントに対するマークさんの返事

私の話題にさらにしっかりとした肉付けをしてくれてありがとう。あなた方の思慮に富むコメントは、「対話」が真の成長と理解の基礎になるという私の考えを補強してくれました。マーガレット・ウィートリーは「会合を開いて対話を行う以上に重要な変化を引き起こす方法をみたことはない。実際の変化はいつでも人々が自ら気にかけていることについて話し合うという単純な行動から始まる。」といっています。

耐久性のない材料を使っていながら、他の材料ではなし得ないような使い方をするアーティストと一緒に仕事をする時間というのは、私にとってとても素晴らしいものでした。そうした制作に参加させていただき、より耐久性があり安定した新しい材料を配合しようと試みる(文字通りの試み)ことが好きなのです。時には成功しない場合もありますし、また新しい材料がアーティストにとっては妥協できないこともあります。そうした場合は、従来の材料を使うことを勧めざるを得ません。

しかし、あなたの作品の買い手、あるいは「信頼の取引」の一部となる人々との会話を選択し、作品は変化を受けるかあるいは完全に駄目になる材料を使っていると話すならば、作品は売れないかもしれませんが、評判を保つことは保証されるでしょう。
オリジナルページに書き込まれた
アーティストから
自分の考えを伝えるために材料について知る必要性は常にあるが、作品を世界に示すための最良の方法を知ることはまた別のスキルだろうし、メーカーではなくアーティストとして「免責事項」を毎回考えるように なれば、それはアーティストではなくメーカーということになってしまう。もし価値がある対話があるとすれば、それは修復家に修復保存してもらうということに関連するだろう。

Mark Gottsegenノースカロライナ大学助教授
我々は確かにアーティストだが、製品を作るという点ではメーカーと考えることもできる。商取引には不文律というものがある。作品が販売された時点で、購入者の目的に使えることを保証している。作品の目的は、見る人を刺激し、活気付け、喜びを与えることだ。 もし50,000ドルで購入した自動車が一年で壊れ出したら、販売店はお金を返すか新車を提供するべきだと考えるだろう。もしコレクターが私の作品を買って壊れたらどうだろう。購入金額を返すべきか新しい作品と交換すべきか。(私の作品の裏には絵の交換の保障書きがある、ただし私の技量範囲での責任ということだが)こうしたことは、特にこのデジタル時代には思うよりも頻繁に起こり得る。知り合いのアーティストは、版画が退色したり変色したりしてコレクターが不満を言ってくるために新しい高価なものと交換することに疲れ果てたと言っている。彼らはどうしたらよいかを知りたがっている。 私にできるのは、画材メーカーに対し、品質改善してASTM品質規格のような公平な規格にあうようにするよう要求することを勧めるだけだ。 アーティストも、美術業者さえもこの問題を考えようとしない--どんなに有名な作家であろうと、製品がしょっちゅう不良品であるような作品の市場は容易に崩れ去るということを。
アーティストから
アクリルと品質について一言加えたいのは、ゴールデンが品質維持に拘りがあることだ。中には安価品の方向に向かっている画材メーカーもある。ゴールデンが一線を画しているは非常に喜ばしい。ゴールデンは新しい黄色を作っていると聞いたが発売はいつ頃か。またカドミウムグリーンを作る予定はないか?

マークさんの返事
大学美術協会のボストン大会に到着し、新しい黄色を展示しているところです。 ベンズイミダゾロン系数色とイソヴァイオランスロンが一色です。このカスタムラボからの新色についてフィードバックが得られると思います。少なくとも2色は新色で出したいと思います。いい色ですし、耐光性の非常によい新しい黄色の範囲が広がるでしょう。

昨年から懸案になっている試作色もいくつかあり、それも紹介したいと思っています。色々な材料を試した結果を知らせてくれてありがとうございます。もっと多くの人が、よい製品、あるいはそれほどでもない製品についてもフィードバックをしてもらえたらと思います。私たちの工場の中だけで作っているものだけでなく、もっと広い視野を持てることを切に願います。