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更新履歴
2006年の日記
2006.11.27
冬支度
2006.3.28
試作品
2006.2.26
品質の対価
2006.1.31
絵具セット
2006.1.17
私と絵具
2006.1.25
アクリル拒否症
なぜ、いくつかの最も重要な美術館においてアクリル絵画を「合成樹脂絵具」と表示しているのでしょう。彼らは油彩画や水彩画あるいはガッシュ(これは要するに不透明な水彩です)については不適切な表示をしないのに。過去には、作品にどんな種類の絵具類が使われたのかを知るのが困難だったことは理解できます。しかし、今日では作家の記憶やクセを確かめるのは、簡単にできる試験をするだけの単純なことです。

思うに、既に相当な数の著名な作家がこの画材だけを使って制作をしてきた、というに足る十分な時間が経過しています。今や、他の歴史的に重要な画材に加えて、この絵具に同等の地位を与えることを認める時です。

OK、一息つきましょう、しかし美術館がこの画材の真の価値と重要性を認めていないのは、私には明らかです。アクリルという媒材は絵具を作るには最も革新的な材料であり、私はこれで絵を描くことを勧めています。アーティストたちは今でもこの絵具から新しい発明をしているのです。

アクリルで完成された作品を賞賛することは、この画材で制作している全ての画家たちに対し大いなる貢献となります...そして適切な表示を正しくつけることも。
オリジナルページに書き込まれた
シカゴ美術館で学んでいるアーティストから
シカゴ美術館ではアクリルで描く素晴らしい先生がいるし、「アクリル絵具」と表示され、徐々に注目をされていると思う。アクリルではなく「ポリマー絵具(合成樹脂絵具)」と表示した方が本物志向にみえるからではないか。

2006.1.26 8:59 am
名前についてのご意見はそのとおりかもしれません。もし名前がもっと魅力的だったらもっと敬意を払ってもらえたのではないかとよく考えます。未だに美術館やアーティストの中に「アクリル拒否症」があるのは、いくつかの原因があると思います。 初期のアクリル絵具は色数が少ししかなく、仕上がりもあまりよくありませんでした。絵具の固さやメディウムの種類も限られていました。私たちがアクリル絵具を作り始めたとき、アクリルのほとんどの主要ブランドは20から30色しかありませんでした。色数の多いものは白を混ぜて色を作っていただけでした。業界の中でもホビー商品とみなされていました。そして初期のアクリル絵具に対し最も災いしたのは、おそらく油絵具の安価な代替品として扱われたことが多かったからでしょう。 アクリルは油絵具の代替品ではありません。それ自身の特徴、それ自身の美しさ、そして存在価値を持つ絵具です。アクリル絵具が本当にそれ自身の存在を示すようになったのは、何人かのアーティストがこの絵具のユニークな特性を活かして制作し始めた時です。彼らはこの素晴らしい材料の可能性を認識し、新しい視点からこの材料にアプローチし始めたのです。 現在のアクリル絵具は、この材料にさらなる性能を要求したアーティストたちによって開発されました。非常に多くのアーティストが、自分の要求にあった材料を作るためにすでに彼ら自身でメディウムを混ぜて創り出している話を私にしてくれました。これはこのアクリル樹脂の驚くべき多様性の一部です。実に多くのバリエーションや実験が可能なのです。 しかし因習は容易には消えず、この材料が真に受けるべき尊敬を、そのような変化を受け入れることが難しい人々から勝ち取るには、さらに数十年を要するでしょう。油絵具でさえも、伝統的なテンペラ絵具と同等の地位を獲得するにはおよそ百年を要したのです。私たちはそれをスピードアップできるでしょう...
アクリル絵具を使っている二人のアーティストから
・20年以上アクリル絵具によるグレーズをして描いているが、多くの人が油彩画と間違えるのを見るのは愉快だ。
・鑑定家でさえもアクリル画と油彩画の区別は難しい。

2006.1.27 7:09 pm
私もお二人のご意見と同じ内容のことを25年以上にわたって聞いています。 アクリルがこのように変化に富み順応性のある材料である事実はとてもうれしいことです。これはプラスチックの語源であるギリシャ語のプラスティコス(plasticos)の原意にとても近いといえます。以前はプラスチックという言葉にとても神経質になったものですが、「プラスチックアート(柔軟性のあるアート)」というファインアートの伝統を考えてみると、この画材が取り巻く範囲やその将来性を考え直してみて、とても気分がよくむしろ興奮さえ覚えます。