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この日記はゴールデン社
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更新履歴
2006年の日記
2006.11.27
冬支度
2006.3.28
試作品
2006.2.26
品質の対価
2006.1.31
絵具セット
2006.1.17
私と絵具
2006.1.17
私と絵具 − ニューヨーク州北部で絵具を造る
今朝、7:55にちょうど防火訓練をしたところです。早朝に停電がありましたが、ここではよくあることです。6:30にはかなりのスタッフがやってきます。気温は華氏9度(摂氏マイナス13度)、ほとんどの人は車から出て上着を羽織る前に滑ったりよろけたりしていました。そこで駐車場で震えながら朝の体操を始めました。寒さが厳しいとそれだけ美しさもいや増すというものです。周囲に広がる農場のゆるやかに起伏した丘の風景はすばらしく、重なり合う遠くの丘はくっきりとした青空に映えています。風景を眺めているうちに、なぜこの舗装道路もないニューヨーク州北部の納屋の中でゴールデンアーティストカラーを始めたのかを思い出しました。

私たちがここにいるのは、ここが魅力あふれる美しい場所だからです。ここより他に美しい色を作り出すにふさわしい場所があるでしょうか。

私は25年以上にわたり、世界でもっとも才能のあるアーティストの方々と仕事をしてきましたし、また近代描画材料の真のパイオニアである父−サム・ゴールデンと一緒に仕事をする喜びを知る機会を得てきました。 また、道義と責任に基づいて仕事に従事し、このわれわれの住む世界を前向きに変えていく人々と共に働いていることを名誉に思います。 これはひとつのユニークな視点であり、この個人的なブログ「絵具と私(MarkGolden on Paint)」を起ち上げることで幾ばくかの価値を提供できれば幸いです。

これを通じて芸術界の人々とのつながりを持っていきたいと思います。アーティストであれコレクターであれ、あるいは関連団体であれ、そうした人たちと近代描画材料の進化とその使用や業界問題、現実社会における活動をとりまくアーティストの資質や課題などの話題を語り合いながら、そうしていきたいと思います。

このブログを読んでいただき、なぜ私がこのアドバイスを喜んで受けるのかを分かってほしいと思います…「プラスチックだ−息子よ、プラスチックだ。」

注】ゴールデンの工場は早朝7時から動きだし、午後3時に終わります。
オリジナルページに書き込まれた
ゴールデンを勧められたユーザーから、ゴールデンと他の製品がどう違うかという質問に対して
2006.1.18 3:59 pm
当社の製品と他社製品の違いを述べるのは難しいことですが、手短にいえば当社と他社(の姿勢)が違うということです。まず、ゴールデンブランドは専門家用だけだということです。私たちはずっと以前に、最善を尽 くすことに専念し続けようと決意しました。当社のほとんどの製品は、プロの作家たちが彼らの作品制作ニーズから私たちに与えた要望に基づいて開発されたものばかりです。
次の大きな違いは、品質にこだわることです。当社の技術部では16人が製品開発と品質改善に従事しています。これはおそらく絵具を造る会社としては最大規模の研究室ですし、私たちはアクリル画材だけに専念しています。彼らの多くはそれぞれにアーティストでもあります。
その他の重要な違いは、従業員が同時にオーナーであるということであり、長年にわたって創り続けている一貫性と価値を維持するために大きな責任を持っています。これは私たちが非常に誇りにしていることです。 詳細については当社のホームページにあります。ホームページは製品について本当に役立つ情報とその可能性をお知らせすることを第一の目的としています。
アクリル絵具の乾燥が速いことについての質問に対し 
2006.1.18 4:16 pm
乾燥に関して採れるよい手段は二つしかありません。当社のホームページには乾燥を遅らせる手段について多くの情報があるのですが、私がいつも最善と思うのは乾燥の速さを生かして透明な絵具を重ねるグレーズ技法を施したり、画面を何度も塗りなおしたりすることです。製品の特徴に反する作業をするよりは、それを生かす方が明らかに有利だと私は思います。

注)乾燥についてはターナーのホームページに翻訳資料があるのでご参照ください。
技術情報  メニューから【乾燥に関するテクニカルノート】をクリック
アクリル絵具では速乾性を生かし、油絵具より素早くグレーズ技法ができる。油絵具のように溶剤を使う必要がなく様々なメディウムを混ぜたり、水で簡単に洗えたりして便利だ。
2006.1.31 5:49 pm
アクリル絵具を薄める場合に水で薄めるのは簡単ですが、水を多くすればするほど色は鈍くなってきます。メディウムはアーティストに様々な技法を提供します。最近ではむしろ油絵具でアクリルのメディウムのような用法を真似しようというトレンドがあります。こうした(異なる)画材がお互いに認め合うようになったことはすばらしいことです。
私にとっては乾燥が速いほどよく、冬は体を暖めるよりも乾燥を速めるために暖房を入れるほどだ。乾燥を速めるには、水彩の場合と同様にヘアドライヤーを低温側にして、近づけすぎないようにすれば大丈夫だと思う。
2006.1.22 8:57 pm
ヘアドライヤーで乾かすのはかまいませんが、乾かしている間、絵具の表面を注意深くみてください。ウォッシュよりも濃い場合、表面にシワができることがあります。これは細かな網目状の谷のようになっていたり、ひどい場合は割れ目ができるでしょう。
ヘアドライヤーは注意深く使ってください。私たちもヘアドライヤーを使って乾燥を速めますが(注意深く使えば)ほとんど問題は起きません。ここ北部ではこうした道具は私たちを暖めてもくれます!
 注】ウォッシュ:たくさんの水で絵具を薄めて塗る技法。「おつゆ描き」ともいう。
添加剤など極力少ないシンプルな絵具がよいように思えて 仕方がない。アクリルは製造工程での添加剤が一番多い絵具だ。加えるものが多いほど複雑になる。 修復家はこの絵具には未知のことが非常に多いことに気づき始めている。
2006.1.22 9:04 pm
アクリルで絵具を造るのが好きな理由の一つは、配合次第でどんなことでもできる可能性があることです。何か使えそうなものを創り出すことを楽しんでいます−粘度の高いものから低いもの、ツヤ消しからツヤ有り、そして絵具の流動性の変化など。 これは油絵具でも水彩でもエンコースティックでもありませんが、そのような画面を再現することもできるし、それ以上のことも可能です−そして幅広い視覚効果が創り出せます。
おっしゃる通り、この絵具についてはまだまだ知らなければならないことがたくさんあります。
注】エンコースティック:蜜蝋を熱で溶かして顔料を混ぜ、熱いうちにそれで絵を描く技法。冷えると蝋が固まって定着する。古代エジプト時代からある古い技法。
ショーウィンドウの飾りつけをして30年近く経つがアクリル絵具を使っている。結露があると翌朝にはせっかく書いた文字や絵柄が流れてしまうことがあるので、ヘアドライヤーと延長コードは欠かせない。ゴールデンは最高で、もし飾り付けに変更がなければ何年でも10年でも持っている。ただし結露があったときは触らないこと!
2006.1.26 9:06 pm
非常に多くのアーティストが絵具のガラスへの接着性を質問してきます。おっしゃることはまさにその問題点です。アクリル絵具はとても多孔質です。ガラスの場合、水や水蒸気は乾いた絵具の中へ浸透しガラスとの境界面まで達します。アクリルは湿った状態では接着性が低下します。乾燥すればまた元に戻るのですが。
しかし湿っている間はおっしゃる通り、触れてはいけません。
当社のサポートチームにお電話あるいはEメールをくださればガラスへの接着についていくつかのアドバイスをご提供できるでしょう。