ゴールデンアクリリックス
ゴールデンフルイド

Golden History

TECHNICAL FORUM
YOUR ACRYKLIC MATERIALS QUESTIONS MEET TECHNICAL EXPERTISE


テクニカルフォーラム−3
あなたのアクリル材料の疑問に専門技術者がお答えします。
リサーチ・トピック:保管と輸送

ここでご紹介するのはゴールデン・テクニカル・サポート・プログラムでの質問と回答です。みなさまの参考になりお役に立てば幸いです。作品の制作中にもし技術的な問題や疑問がありましたら、どうぞ当社にご遠慮なくお電話ください。連絡は1-800-959-6543(米国) または www.goldenpaints.comまでどうぞ。

Q:キャンバスの表面をグラシン紙で覆うのはよくないでしょうか?暑くなるとくっついてしまうでしょうか?

Q:アクリル絵画のキャンバスを巻いて円筒に入れて輸送することはできますか?

Q:キャンバスを屋根裏部屋に保管したいのですが、このような場所に保管する場合に作品保護のために気をつけることは何があるでしょうか。

Q:海外で屋外壁画を描いていますが、材料を持っていく場合の航空機内持ち込み制限は何かあるのでしょうか。



Q:キャンバスの表面をグラシン紙で覆うのはよくないでしょうか?暑くなるとくっついてしまうでしょうか?

A:グラシン紙(薄くて目の詰んだ透明または半透明の紙で、空気や油を通さない)をアクリルに使うことには問題があります。それには考慮すべきいくつかの要因があります。第一に、粘着性が低下するまで十分に乾燥させることが大切です。表面があまり粘着しないこと、ゲルメディウムは制作時の乳白色がなくなって透明になっていることが必要です。アクリルの塗膜が厚いほど乾燥に時間がかかることに注意してください。第二に、グラシン紙や離型紙は種類が変われば性質も変わります。最後にわれわれの経験では、よい紙を使ったとしても圧力がかかればくっついてしまう可能性が高いことです。ですから、作品をいくつも重ねたりキャビネットに一緒につっこんだりすることは避けてください。要するに、保管や運搬をするときの最善策は画面には何も触れないようにすることです。
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Q:アクリル絵画のキャンバスを巻いて円筒に入れて輸送することはできますか?

A:理想的には、画面には全く何も触れない状態で送るのが一番安全な作品の輸送方法です。その主な理由は何らかのものが画面にくっついたり、画面の光沢やテクスチャーが変化すること(フェロタイピング)を避けるためです。しかし、画面に何も触れない状態で輸送することが不可能な場合もあるでしょう。その際は厚めのポリエチレン製プラスチックシートで画面をカバーすることをお勧めします。ホームセンターなどには大抵は適当な種類のプラスチックシートがあります。0.1mmかそれ以上の厚みで、折れ目や柄のないシートを探してください。滑らかな黒や透明なシートがあるはずですが、やはり使用前には必ずきれいにしてください。毛羽のたたない布と拭きあとが残らないガラスクリーナーで拭くときれいに仕上がります。
作品に適した大きさにシートを切ってきれいにしてから、きれいなテーブルか床に敷いてください。そしてキャンバスを画面を下にしてシート上におきます。次にダンボールか適当な直径のプラスチック円筒(直径は最低15cmを推奨)を使って注意深く円筒のまわりにキャンバスとシートを巻いていきます。できればあまりきつく巻きたくはないと思いますが、緩すぎても輸送時にずれてしまいます。キャンバスを巻いたら、両端と中央部にテープを貼ります。テープもあまりきつくしないようにします。巻いたキャンバスはさらに輸送用の大きな円筒に入れます。必要ならクッション用のプラスチックシートをさらに入れます。ただしこの方法は輸送だけが目的です。この方法で作品を保管すると、湿気がプラスチックシートのために内部にこもってしまうでしょうし、作品が完全に乾燥していない場合は巻いた形で固まってしまいます。
寒冷時の作品輸送では画面の柔軟性がなくなることに気をつけてください。今回のジャストペイントの記事には目的地に着いたあとの適切な作品の取り出し方法が載っています。

(写真説明)絵画作品は垂直に保管するのが望ましい。
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Q:私の住んでいる地域は夏は気温が高いのですが、霜が降ることもあります。キャンバスを屋根裏部屋に保管したいのですが、夏にはとても暑くなります。空気の循環・排気のために自動屋根裏換気扇はつけています。高温時にはアクリル画面が柔らかくなるので画面同士をつけてはいけないことは知っていますが、このような場所に保管する場合に作品保護のために気をつけることは他に何があるでしょうか。

A:このような条件が最悪であるというわけではありません。とにかく画面には何も触れないようにすることです(枠張りしていない場合は吊り下げ、枠張りした場合は起てておく)。屋根裏のような場所はホコリが多いものです。アクリルは温度変化には適応できるものですが、寒冷時には決して作品を動かしたりぶつけたりしてはいけません。暖かい時に危険なことは画面が柔らかくなることですが、作品面に何も触れることがなければそれほどの問題ではありません。
屋根裏や納屋の中で雨漏りや汚れのない場所を選び、ご自分の作品の大きさにあわせて簡単な枠組みを作ってください。目的とする場所に腰を落ちつけて計画を練るのがよいでしょう。中途半端に空いている場所は未使用のキャンバスやガラクタなどを入れることにします。枠を組んだら、丈夫なプラスチック板(ホームセンターなどにロール状のものがあります)を枠の外側に沿って釘付けし、ホコリや虫が作品につかないようにします。選んだ場所に問題になりそうな壁がある場合は、枠を組む前にプラスチック板を張付けておきます。空気の流れが必要でしょうから、換気扇にはふたをしないように気をつけてください。
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Q:海外で屋外壁画を描いていますが、材料を持っていく場合の航空機内持ち込み制限は何かあるのでしょうか。

A:空の旅は9.11以降、米国内外ともに変わりました。あらかじめ目的地に絵具を送っておく方がよいでしょう。または現地に直送してくれるようお店に頼むことです。機内持ち込みの場合は自分の運賃に加えて$250も余分にかかる場合があります。水性で毒性のない材料が問題になることはないでしょうが、製品に必要な書類を揃えておくことが大切です。材料安全データシート(MSDS)を絵具の荷物に入れておいてください。当社のMSDSは米国書式と欧州書式のものがありますが、どちらも英文のみです。MSDSに加えてゴールデン社では、当社の絵具を持ち運ぶ場合に必要な証明書類をご用意しています。また航空会社にこのような材料の持ち込みや検査が必要なことや上記のような書類があることをあらかじめ知らせ、空港に行く前に用意しておくものが他にないかどうかを聞いておいてください。最後に、当社は世界中で販売していますので目的地に当社の代理店がないかをチェックしておくべきでしょう。こうした事柄については当社の国際営業部にお問い合わせください。電話(607) 847-6154(米国)、またはメールsales@goldenpaints.comでお願いします。また製品の価格により手数料や関税がかかることがありますので、通関代行業者が必要な場合もあるでしょう。
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新しいウェブサイトはアーティストのために
サム&アデル・ゴールデン美術基金はプロのビジュアルアーティストのための意義ある団体を目指しています。あたらしいNYFANew York Foundation for the Arts:ニューヨーク州美術基金)のウェブサイトwww.nyfa.org/sourceをご覧ください。ここは国内における奨学金やサービス、美術教育に関する出版物などについての最も広範なデータベースです。使いやすい検索機能で、学習レベルや地域、性別、キャリア、申し込み期限などに応じた質問が可能です。電話1-800-232-2789 (1:00-5:00 p.m.、東部標準時間、月曜〜金曜)、あるいはEメールvisual@nyfa.orgでは個人的なご相談にも応じています。