ASTM ニュース

サラ・サンズ
 
ASTMメンバーはよく謙遜のユーモアを交えて、このよく知られた略語を「Awfully Slow and Tedious Method(とんでもなく遅く、面倒な方法)」と呼びますが、規格が完成するまでの時間の立場だけから見るとそのことは理解できます。アクリル下地のASTM規格は最初のタスクグループ議長であるゴールデン社のBill Berthelの元に7年前にスタートしました。2008年にその活動は誠意をもって完了するようにと委員会から私に任されました。予定通りに進めば、この規格は「画材および関連材料小委員会(D01.57)」において今年の1月に、ASTM本体においては春には承認されるはずです。精力的に協力してくださったみなさんに感謝します。この作業は委員会全員の協力がなければ達成できませんでした。特に、Bill Berthel、Mark Gottsegen、Karyn Meyer-Berthel、そしてMichael Skalka委員会議長は、ユーモアと忍耐をもち規格の基礎となった確認試験に進んで参加してくれました。この規格に適合したプライマーやジェッソが最低限の柔軟性、接着性、油浸透性阻止の各性能の信頼性をアーティストたちに提供できることを望みます。現在はこのような規格はなく、作品の基礎となるべきこれらの基本的な材料を購入する際に判断する手段がありません。

この規格が終了に向かうと同時に、塗付済キャンバスの規格が進んでいます。2007年、ゴールデンがJust Paintで塗付済キャンバスの一部におけるアクリル絵具の接着性問題を取り上げた際に、私たちはASTM小委員会がこれらの重要な製品に関する最低限の性能と品質の規格を作成するよう希望しました。昨年、Tara Materials社のRich Januaryタスク委員長のリーダーのもと、AMIENのMark Gottesegen氏、当社のSara Sands、そしてナショナルギャラリー保存理事であり小委員会議長でもあるMichael Skalka氏らの補助を得て作業が始まりました。まだ先は長い話ですがチームは、ASTM規格においてアクリル下地材に関して成し遂げた成果の上に築いていくよい位置についたと思います。そして誰にもわかりませんが、規格作成時間の新記録が作られかもしれません。

Golden Artist Colors社


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