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サム・アンド・アデル・ゴールデン・ギャラリー

ギャラリー責任者ジム・ウォルシュ

ゴールデン・アーティスト・カラーズ社は数十年にわたりアーティストと独自の関係を築いてきました。絵具、メディウム、ワニス、塗付技術、保存方法を研究し、開発してこられたのも世界中のアーティストの協力のおかげです。2009年9月13日(日)、サム・アンド・アデル・ゴールデン・ギャラリー(SAGG)を開館したことで、こうしたアーティストの作品と共同制作物を展示する機会が実現し、最初に開催した「ダリル・ヒュート:ダイヤモンド」では画家のヒュートが1975年から1979年までに制作した11の絵画を展示しました。
約230平米のSAGGは、当社のオフィスと製造施設やサム・アンド・アデル・ゴールデン芸術基金のオフィスが立ち並ぶニューヨーク州ニューベルリンのキャンパス内にあり、約100ヤード離れた場所には現在建設中のサム・アンド・アデル・ゴールデン芸術基金研修施設が2011年夏に完成する予定です。SAGGは一般公開され、キュレーション展を順次開催することが特色です。

専用ウェブサイト
http://www.theSAGG.org. には、作品に関するエッセーと出品者の経歴だけでなく、SAGGの展示物を見ることができるバーチャルツアーを提供する予定です。SAGGの展示物はすべて、将来も見ていただけるよう、ウェブサイトに保存しようと思っています。

サム・アンド・アデル・ゴールデン・ギャラリーの使命は、20世紀と21世紀のアーティストによる画材の開拓と研究に焦点を当てた作品を展示し、お見せすることです。 SAGGは営利を目的とした場所ではありません。SAGGのキュレーション機能はアーティストの手法、見方、成果に光を当てることを目指しています。

サム・アンド・アデル・ゴールデン芸術基金は、1999年、「プロのビジュアルアーティストにとって意義ある資源」として、かつ「アーティスト仲間の支援、激励、友情に対して感謝する」方法として設立されました。基金が進めているプログラムはサムとアデルがアーティストと共有した関係を反映しています。SAGGは彼らの遺した作品にも同時にスポットライトを当てることができるでしょう。

歴史
ゴールデン社創業以来、何度か建物を拡張する過程において、施設における作品展示は、共有スペースや個々のオフィスや会議室の壁に作品をかける方式から、SAGGという新たな専用スペースへと成長を遂げました。当社のプラントを訪れる方には、ラリー・プーンの1986年の作品「Affetso」が飾られたレセプションでおそらく少しお待ちいただき、その後すぐビルの別の場所へ移動されるでしょうが、そこにはデール・チフリの作品やフランク・ステラの作品が壁にかけられているかもしれません。さまざまなアーティストの作品を実際に見て、触発される機会があることは、ここで仕事をするにあたっての重要な要素でした。当社が誠心誠意行ってきた努力は、単に絵具の製造にとどまらず、教育や研究により技術的に芸術的試みのあらゆる点を高めることに関するものでした。積極的に実例を示し、アーティストのニーズを聞いて利用可能な製品に転換し、ツールの語彙を増やすことで画材業界をリードしてきました。企業としての単なる製造機能を乗り越えようとするこの傾向は、SAGG設立前の数度の展示会を経て最終的にその範囲を広げることにつながりました。

SAGG設立前
1992年、「第7世代:アメリカ先住民画家がニューヨークでコロンブス500年祭に遭遇」と題された第1回キュレーション展が行われました。画家のフィル・ヤングがキュレーターを務め、ニューヨーク州芸術審議会、シェナンゴ芸術審議会、そしてゴールデン社が後援したこの展覧会は、16名のアメリカ先住民の画家を取り上げ、コロンブスがアメリカ大陸の地を踏んでから500年目という記念の年を逆の立場から見たものでした。

2000年、サム・アンド・アデル・ゴールデン芸術基金の意向により開かれた第1回サイレントオークションに約70の作品が提供され、オークションの売上で多くの個人アーティストを補助し、トライアングル、ウーマンズ・スタジオ・ワークショップ、アート・オミ、チェンジなど多くのさまざまな芸術団体を支援することができました。

2006年までに施設拡張工事は完了し、2007年7月12日、ギャラリーの扉が正式に開かれました。オープニングセレモニー「友の集い」ではゴールデンファミリーの昔からの支援者と友人の話が披露されました。ラリー・プーン、ポール・ジェンキンス、デール・チフリ、ジュールズ・オリツキ、ジョン・グリーフェンら、一部しか名前を挙げられないのが残念ですが、多くのアーティストの作品がセレモニーを彩りました。作品は、当社の歴史上特に画期的な出来事であるだけではなく、過去29年間にわたり創設者サム・ゴールデンとマーク・ゴールデンがアーティストと交わした対話を示す象徴でもありました。

その年の後半、サム・アンド・アデル・ゴールデン芸術基金の意向により第2回サイレントオークションが開かれ、そのときの展示スペースが2009年SAGGになったのです。このサイレントオークションでは、提供された作品の数が150に増え、初めてインターネットで閲覧可能になりました。

2009年
9月13日、サム・アンド・アデル・ゴールデン・ギャラリーという新たな名称のもと、第1回展覧会として「ダリル・ヒュート:ダイヤモンド」が開かれました。展示作品は、ヒュートが30年前に制作したもので、生のキャンバス地に、液状アクリル絵具によるステインと絵具を厚塗りしたユニークな組み合わせてこの抽象画シリーズを開拓したのです。それにより、フォーマット、この場合は長方形の中のダイヤモンドがドローイングと色を絵の中に解放しました。ヒュートの開発に焦点を当てたこの章は、紛れもない、表現力豊かな、独立性の強い芸術家の声、今日まで革新し続ける声として彼を表現しています。

今後
SAGGは、シラキュースのエバーソン美術館、ウティカのマンソン・ウィリアムズ・プロクター美術学校、オーバーンのシュバインフルト記念ギャラリー、ハミルトンのコルゲート大学ピッカー・ギャラリー、ハートウィック大学のギャラリー、SUCO、UCCCA、アールビル・オペラハウスなどの中部ニューヨーク州にある立派な鑑賞スペースにも参加しており、これらはすべて、活気ある地元のアートコミュニティに貢献しているだけでなく芸術界の他の分野にもつながっています。

注目すべきことに、SAGGはこの数十年で最もひどい金融危機の最中に開館しました。開館にあたり、展覧会計画を開始する資源を割り当てたことからも、当社がアーティストとともに暖めてきた念願をいかに大切に考えていたかがわかります。

SAGGを訪れると、すぐ外には中部ニューヨークの青々としたのどかな光景が広がり、景色や刻々と姿を変える雲が独自の変幻自在な力強い美を表現していることでしょう。SAGGの内部は、ニューヨーク、ロンドン、ベルリンなど、物理的に世界のどこであってもおかしくないような驚くべきギャラリースペースですが、この場所だからこそ独自の魔法をかけることができるのです。

 

Golden Artist Colors社


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