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ゲルとメディウムについて

 Gels & Mediums Review

商品概要
ゲルとメディウムの固さ、つまり粘性は水のようなものからペースト状のものまであり、アーティストはそれらを使って自分のアクリル絵画技法を操作することができます。アクリル絵具には様々な粘性や仕上がりのものがありますが、ゲルやメディウムをそうした絵具と組み合わせることで作業性が広がるとともに作品の可能性が大きくなります。ゴールデンのゲルやメディウムは非常に融通性があり、次のように使うことができます。

粘性を変える
光沢を変える
糊付け/貼り合わせ
塗膜の強度を上げる
透明性
費用の節約
テクスチャーをつける
支持体の下塗り
絵具を作るための樹脂

これらの商品についてよくある質問を次に示します。

なぜそんなに多くのゲルやメディウムがあるのでしょう?
アーティストは長年、入手できる製品ではできない作用や扱いが可能な新しいゲルやメディウムを要望し続けてきました。ゴールデン社はお客様のそうした要望に常に注意深く耳を傾けてきました。そうした専門家たちと直接やり取りすることから、希望にあった製品を作ることができたのです。その結果、ゴールデンはゲルやメディウムの分野ではリーダーとして認められ、このように類のない幅広い製品を持つことになったのです。

このように多種類のゲルやメディウムの選択肢があると、時にはアーティストを混乱させることも確かにあるでしょう。しかしながら、少なくとも手に入る様々な製品の一般的な理解とそして実験の精神があれば、アーティストは自らを表現する新しい方法を創り出すことができ、またおそらく私たちが考えもしなかった使い方をすることでしょう。

ゲルやメディウムは何からできていますか?
ゲルやメディウムは色のない絵具と考えることができます。それはゴールデンアクリリックスと同じ樹脂を含んでいるからです。本質的には「糊」あるいは結合材で、乾くと連続した耐久性のある膜になります。100%アクリルポリマー(重合体)から作られ、優れた柔軟性と耐薬品性、耐水性、耐紫外線性があることが証明されています。

ゲルやメディウムの役割は何ですか?
ゴールデン社は多種類のゲルやメディウムを提供していますが、それぞれ用途が限定されているわけではありません。大半のゲルやメディウムはそれぞれの本来の性質により色々な形で機能を発揮し様々な効果を上げます。以下のセクションでは基本的な用途を挙げていますが、用途が限定されるとかこれが完全なリストであるということでは全くありません。どんな場合でもこれらの製品で成功する新しい違った方法があります。

ゲルとメディウムの違い
たくさんの製品があるので、それぞれを理解するのは大変です。しかしゲルやメディウムのグループ全体の理解をそれほど難しくないと感じさせる一般的な違いがあります。

粘度:
大半の製品を区別している主要な性質は粘度です。つまり製品が固いか柔らかいか、ということです。事実、これがゲルとメディウムの違いです。メディウムはゲルより柔らかく、ゲルはずっと粘性があります。メディウムは垂らすことができますが、ゲルはできません。
ゲルのグループの名前は粘度の状態を表していますが、乾燥後の質感を表しているわけではありません。ソフトゲルはレギュラーゲルより柔らかく、ヘビーゲルはレギュラーより固いのです。そしてエクストラヘビーゲルが一番固いのです。ヘビーゲルは重さがあるということではありませんし、ソフトゲルが乾燥するとスポンジのようになるとか柔軟性が高いという意味ではありません。

レベリング性(流れやすさ):
レベリングという性質は中々理解されにくい性質でしょう。レベリングは、レオロジーとも言われますが、粘度に直接に関係します。絵具がどんな感じか、あるいはどのようにうまく塗れるかを決める性質です。この「感覚」は絵具製造の段階でどのような増粘剤(添加剤)を使うかによります。

アクリル絵具製造のレオロジーには二つのタイプがあります。ショートとロングです。

ショートレオロジーとは絵具が「短く切れる」状態、つまり絵具にバターのような感蝕を与えます。ショートレオロジーは当社のソフト、レギュラー、ヘビー、エクストラヘビーのゲルに使われ、ゴールデンアクリリックスの絵具に使われているものと同じタイプの増粘剤が作り出しています。これらのゲルでは筆痕が残ります。つまり筆痕を「記憶」するともいえます。ソフトゲルは盛り上げたときのピークがソフトになり、エクストラヘビーゲルではより固く立ち上がった鋭いピークをつくります。GACメディウム(国内未発売)は同じ増粘剤を使っていますが、より柔らかいのでゲルに比べ筆痕は残りにくくなります。

ロングレオロジーは反対に「シロップ」のような性質を絵具やゲル、メディウムに与えます。こうした製品はレベリング(流動性)がよく筆痕も残りにくいのです。ゴールデン・クリアタールゲルは特にロングレオロジー的な製品で、恐らく建物の3階から一本の筋で垂らすことができるほどです!ソフトゲルやセルフレベリングクリアタールゲルは同じ粘度ですが、使っている増粘剤が違うのでまた違う反応を見せます。ロングレオロジーの製品を絵具に加えて希望の粘度とある程度のレベリング性を持たせることができます。

反射:
もう一つの特徴的な性質は反射つまり光沢です。これはポリマーメディウムグロス(国内ではグロスメディウム)とマットメディウムの最も重要な違いです。ほとんどのゴールデンのゲルはグロス、セミグロス、マットの仕上がりのものがあります。ですからヘビーゲルグロスとヘビーゲルマットは同じ粘度ですが乾燥すると光沢が違います。セミグロスゲルはワックスに似た外観に仕上がりますので、ワックスのような質感を出す場合によく使われます。

テクスチャーの質感:
長年、多くのアーティストは材料にテクスチャーをつけたいと考えてきました。砂やおがくず、その他ブツブツした材料をアクリル材料に混ぜてきました。こうした手法は、不純物による変色や混ぜすぎによるヒビ割れあるいは剥落といった多くの問題を引き起こしました。ゴールデンのテクスチャーゲルはその状態や作品保存性を確実にするように十分に研究され開発された製品です。

絵具にテクスチャーを与える製品がいくつかあります。パミスゲルは軽石(溶岩)を含み粗くてザラザラの表面を創るのに適しています。クリアグラニュラーゲルはコースパミスゲルと同じようなテクスチャー感がありますが、固形分は透明なアクリル樹脂なので新規な透明性のあるテクスチャーの可能性を広げます。この分野で一番新しいゲルはガーネットゲルです。ガーネットゲルの粒子は天然のアルマンダインガーネット(ざくろ石)です。

ユニークな特性:
ゴールデンはこれらのカテゴリーに属さない特別な製品も作っています。それはユニークな性質を持っており、名前も変える必要があります。こうした場合、ゴールデンでは製品の一番ユニークな特質を表す名前を考えます。例えば、ハイソリッドゲルは樹脂固形分量が他のゲルより高くなっています(通常品は45-50%に対し約60%)。ライトモデリングペーストは作品を重くすることなく厚い盛り上げ画面を作ることができます。

製品の使い方

アクリル絵具を使いこなす:
ゲルやメディウムの主用途の一つに、経済的な理由から絵具を増量することがあります。ゲルやメディウムを手持ちの絵具に混ぜることで、自分用の習作用(廉価)絵具を作ることができます。この目的では、基本的にはゲルやメディウムは絵具とどんな割合でも安心して混ぜられます(作品の保管性という意味で)。

絵具の粘度を変える:
ゲルやメディウムにはアクリル絵具の粘度つまり固さを変える用途があります。ゴールデンアクリリックスやマットアクリリックスを柔らかく流動性にしたい場合はメディウムならほぼどれでも混ぜることができますし、ソフトゲルも役に立ちます。もっとレベリングをよくして筆痕を残したくないならクリアタールゲルを混ぜると素早くできます。また固くしたい場合は、ヘビーゲルやエクストラヘビーゲル、ハイソリッドゲルを混ぜます。ゴールデンのフルーィドアクリリックスなど、他の絵具の場合もその目的に応じて自由に混ぜられます。

さらに、スプレー技法では絵具の粘度を下げることもできます。ゴールデン・エアブラシトランスピアレントエクステンダー(透明メディウム)は画面強度を落とすことなく絵具の粘度を下げられます。水で薄めると画面強度が落ち、垂れたり流れたりする危険性も増しますし、スプレー用具が頻繁に詰まる原因にもなります。

光沢(ツヤ)のコントロール:
ゲルやメディウムは様々な反射の性質(ツヤ消し、半ツヤ、ツヤあり)があるので、適切なゲルやメディウムを絵具に混ぜれば作品の光沢をコントロールできます。ゴールデンアクリリックスやフルーィドアクリリックスの高い光沢はマットなゲルやメディウムを混ぜて下げることができます。同様にゴールデンマットあるいはハイロードアクリリックスの光沢を上げるにはグロスのゲルやメディウムが効果的です。より微妙な修正をするにはセミグロス製品を使うか、マットとグロスのゲルやメディウムを混ぜて調整できます。

糊として使う:
ゲルやメディウムは素材をコラージュする技法の糊剤としてもよく使われます。水性アクリル絵具で簡単に接着できる材料ならどんなものでもこの方法でコラージュできます。ガラスや特定の金属やプラスチックなど一部の材料には使えないものもあります。グロス製品がこの用途には向いています。透明性が高いからですが、他のツヤの製品も同様に糊として使えます。この目的にはソフトゲルグロスを勧めていますが、メディウムやゲルの選択はアーティストの希望と同じようにやっかいなものです。

塗膜を強固にする:
ゲルやメディウムの多くはほとんど樹脂だけでできていますから、画面強度が低い材料では乾燥塗膜を強化するのに利用できます。顔料固形分や体質顔料が多く入りすぎている絵具では(乾燥するとヒビ割れやチョークのような塗膜になることで分かる)ゲルやメディウムを加えてそうした問題を修正できます。もう一つの強度低下要因は絵具に水を混ぜる場合で、絵具より水の方が多い場合です。このように薄めた絵具を吸い込みのない下地(つまり滲みこみのない用途)に塗る場合はゲルやメディウムを混ぜ、加えた水が全体の半分以下になるようにすべきです。こうした場合にはグロス製品が最も適しています。

透明性のコントロール:
アクリル絵具の透明性を増すには、ゲルやメディウムが便利な道具になります。ほとんどのゲルやメディウムはこの目的に適していますが、不透明なもの(パミスゲルとモデリングペースト)は例外です。グロスゲルが一番効果的で、特に透明性の高いグレーズが欲しい場合やグレーズを厚く盛り上げる場合(未乾燥で3mm以上の厚み)には最適です。マットやセミグロス製品では透明性は高くなりますが、きれいな透明グレーズにはなりません。その理由はツヤ消し材が入っているために全体的な透明性が損なわれるからです。乳白色のアクリルエマルションは乾燥すると最終的に透明になることに注意してください。これはゲルやメディウムにどれだけ絵具を混ぜるかを決める際に大切な事柄です。

画面の透明性を増さずに絵具を増量したい場合、あるいは特に不透明にしたい場合、モデリングペーストが便利です。絵具の不透明性を増す目的で販売されている製品はいくつかありますが、ゴールデンのモデリングペーストはこの目的にも適しています。気をつけなければならないのは、こうした製品を混ぜると絵具の色の鮮やかさが落ちる(そして恐らく明るくなる)ということです。

アクリル絵具を立体的に使う:
固いゲルの標準的な使い方は盛り上げをしたり支持体に立体性を与えることです。このためにはゴールデンヘビーゲルやエクストラヘビーゲル、ハイソリッドゲル、モデリングペーストが便利です。ライトモデリングペーストはピークの切り立った立体性を保つ技法だけでなく非常に厚く塗る技法にも適しています(重量増加が最少限になる)。ゴールデンパミスゲルはザラザラした石のような表面(平面でも立体的でも)を作る場合に適しています。

支持体のプライマーとして:
ゲルやメディウムの一般的な使い方として最後に挙げるのは、様々な支持体を用意するための下塗りです。不透明なジェッソの代わりに透明な下塗りをして支持体の表面が見えるようにしたい場合に便利です。この目的に良く使われるのはマットメディウムとGAC 100です。固めのゲルも使えますが、接着不良にならないよう(ゲルと支持体の接着不足)に気をつけなければなりません。塗るときに十分に押さえつけて支持体面の凹凸に食い込むようにすることで、問題を回避できます。GAC 100SID(以下にあるGAC 100の個別説明を参照)を止めるにも便利です。

絵具を作る:
顔料を使って自分だけの絵具を作る場合、顔料を取り囲んで連続した塗膜を作るための結合剤としてグロス、セミグロス、マットの様々なゲルやメディウムが使えます。結合作用はグロス製品が一番大きく、マットやセミグロス製品は若干劣ります(光沢を下げるために既に含まれているツヤ消し材のためです)。

その他の提案

ルールを学ぶ:
これまで挙げてきた多くの用法から分かるように、ゲルやメディウムには限界や制限があまりありません。ゴールデンアクリリックスには好きなだけのゲルを混ぜることができますし、他のゲルやメディウムとも混ぜられます。しかしながら、以下のルールを守る必要があります。

・薄めるには、より柔らかいゴールデンメディウムか水を混ぜる。
柔らかい製品をゲルと混ぜる場合は一度に混ぜずに、少しずつ注意深く十分によく混ぜながら足していきます。
・乾燥を遅らせるにはゴールデンリターダーを混ぜますが、15%を超えてはいけません。越えてしまうと表面に粘着が残ります。グレージングリキッドはリターダーの代わりに使うことができる上に混ぜる量の制限はありません。
  油絵具と混ぜてはいけません。
・吸い込みのない(つるつるした)面は接着をよくするために(サンドペーパーなどで)荒らしてください。
・最低造膜温度は9oCです(それ以下の温度では乾いても定着しません)。また凍結させないこと。
・油っぽい面には塗らないこと。
・道具や筆は石ケンと水で洗ってください。


泡のコントロール:
ほとんどのアクリル絵具は泡立って空気を取り込みやすい傾向があります。グレーズ技法や半透明な効果を狙った場合にはそれが著しく影響します。ですからその予防と注意深い扱いが大切です。振り回さないこと、泡立てるような混ぜ方はしないこと、攪拌器具を使う場合は渦を起こさないこと、垂らす場合はゆっくりと注意深く行うこと。泡に関するもっと詳しい内容はジャストペイント第4号にある「アクリル絵具のフォームモンスター(泡怪獣)を手なずける(仮題:現在翻訳中)」の記事を参照してください。

アクリルの乾燥:
乾燥時間には様々な要因がからみます。一番重要なものは塗膜の厚み、そして温度、湿度、空気の流れといった作業場所の条件です。アクリル表面の乾燥、つまり表面に皮ができるのはとても短時間(ときには数分以内)ですが、完全に乾燥するのはもっと長くときには数ヶ月かかります。当然ながら厚く塗ればそれだけ乾燥も遅くなります。ゲルやメディウムでは十分に乾燥しなければ画面の透明性は達成されません。6mm程度の厚みのグロスゲルでは理想的な条件(温度2027oC、湿度50%以下、穏やかなの空気の流れがある場所)でも透明になるには1〜2週間が必要です。湿度が80%以上になると同じグロスゲルなら数ヶ月もの間、曇ったままです。(乾燥についての詳しい内容は、ゴールデン・インフォメーションシート「乾燥に関するテクニカルノート」を参照してください。)

支持体由来の変色(SID=Support Induced Discoloration)の抑制:
よく使われる支持体(綿キャンバス、麻、メゾナイト=木質合成板)は水溶性成分を含んでいますが、透明なグレーズ技法ではそれが原因で変色を起こすことがあります。変色は黄色や褐色として表れ、特にグレーズを厚く(乾燥前で12mm以上)塗った場合には深刻です。「支持体由来の変色(SID)」を最小限にするにはゴールデンのGAC 100またはGAC 700で支持体を塗ってシールしその上にジェッソを塗ります。ジェッソだけを何度も塗り重ねるだけではSID防止には不十分ですから注意してください。

本来のワニスvs.アクリルゲル、メディウム
ゲルやメディウムについて最後に指摘すべきことは、これらの製品は仕上げワニスとしては勧められないということです。一般論としてこれらの製品はワニスとしての適切な品質を備えていません。透明なトップコートとしては、柔らかすぎるか硬すぎ、あるいは泡立ちやすいのです。さらには除去性という性質がありません。ゲルやメディウムの膜はどれもその下にある画面を傷つけずに取り除くということができませんが、これは仕上げワニスとしては重要な考慮すべきことなのです。
一方、ソフトゲルグロス:水=21で薄めたものを「遮断コート」としてお勧めします。遮断コートにはいくつかの役割があります。アクリルでの描画が終わったあとに塗ると表面をシールして画面の吸収性を下げ、ワニスを均一に塗りやすくし、さらにワニスを除去する際に画面を保護します。遮断コートをしないとワニスが多孔質な下地に吸い込むなどの重大な副作用が起こります。遮断コートをスプレーで塗装する場合はGAC 500:エアブラシトランスピアレントエクステンダー=21の混合物が適しています。
(ワニスと遮断コートの詳しい内容は、技術情報(ワニス製品概要ワニスの基礎知識)や「ゴールデンワニス塗付ガイドライン」を参照してください。)

結論
ゲルやメディウムを完全に理解するには時間がかかりますが、いくらかの実験と広い心があれば夢にも思わなかった描画効果をあげることができます。やっていいこと、いけないことはいくらかありますが、このグループの製品には自由な使い方が多くありそれぞれに幅広い用途や技法が可能です。私たちメーカーが提案している製品の用途はあくまで出発点でしかありません。アーティストは独自のビジョンからゲルやメディウムの新しくて素晴らしい使い方をして想像もしなかった効果を創り出すことでしょう。

ゴールデンゲル製品の個別説明

クリアタールゲル
この製品はレベリング性に優れています。透明性と平滑な画面を作るよう設計されています。ユニークな樹脂性の糸を引く粘性があり乾燥後は柔軟で光沢のある塗膜になります。

クリアタールゲルは他のゴールデンアクリル製品の透明性とツヤを高めると共にレベリング性を与えます。優れた流動性と滴り落ちる効果は他の製品ではできません。ゴールデンアクリリックスのどの色ともよく混ざり(フルーィドが最も効果的)こうした技法を可能にします。

ソフトゲル(グロス、マット、セミグロス)
ゴールデンアクリリックスの絵具より粘度の低いソフトゲルは適度に流動性があり、盛り上げピークはわずかに残る程度です。

ソフトゲルグロスはグレージングや透明性が望ましいその他の技法に適しています。あるいはコラージュの接着剤用アクリルとしてお勧めします。除去できない遮断コートとして、仕上げワニスをかける前に画面に塗る用途にも適しています(ソフトゲルグロス2に対し水1の割合で薄めること)。

レギュラーゲル(グロス、マット、セミグロス)
ゴールデンアクリリックス絵具と同じクリーム状の粘度をしています。絵具を増量させるのに最適ですし、絵具(ゴールデンアクリリックス、マットアクリリックス)の粘度はそのままに透明感を調整することもできます。ピーク(絵具の立ち上がり)やテクスチャーはなだらかに残る程度です。グレージングなどの透明性が望ましい技法に適しています。

ヘビーゲル(グロス、マット、セミグロス)
ゴールデンアクリリックス絵具より粘度が高くなっています。絵具と混ぜて固さを出します。ピークはよく残ります。乾燥すると半透明になります。

エクストラヘビーゲル(グロス、マット、セミグロス)
ゴールデンアクリリックス絵具より粘度が高くなっています。ゴールデンのゲルでハイソリッドゲルとともに最も粘度が高い製品です。絵具と混ぜて固さを出します。盛り上げピークがはっきりと残って盛り上げ技法に適します。乾燥すると半透明になります。

ハイソリッドゲル(グロス)
ゴールデンアクリリックス絵具より粘度が高く、エクストラヘビーゲルと同程度です。光沢が高く乾燥による収縮が少なく、他のゲルより表面乾燥(指触乾燥)が速くなっています。盛り上げピークがはっきりと残ります。絵具と混ぜると油絵具のようになり筆痕が良く残ります。

ハイソリッドゲル(マット)
ゴールデンアクリリックス絵具より粘度が高く、エクストラヘビーゲルと同程度です。乾くとツヤ消しになります。乾燥による収縮が少なく、他のゲルより表面乾燥(指触乾燥)が速くなっています。盛り上げピークがはっきりと残ります。絵具と混ぜると油絵具のようになり筆痕が良く残ります。

ファインパミスゲル
細かなテクスチャーの画肌を作ります。乾くと硬い膜になります。柔軟性が必要な場合は他のゴールデンゲルやメディウムを混ぜてください。ゴールデンの絵具と混ぜられます。パステルの下地にも適しています。

コースパミスゲル
ザラザラしたテクスチャーの画肌を作ります。乾くと硬い膜になります。柔軟性が必要な場合は他のゴールデンゲルやメディウムを混ぜてください。ゴールデンの絵具と混ぜられます。パステルの下地にも適しています。

エクストラコースパミスゲル
ザラザラしたテクスチャーの画肌を作ります。乾くと硬い膜になります。柔軟性が必要な場合は他のゴールデンゲルやメディウムを混ぜてください。ゴールデンの絵具と混ぜられます。

警告:パミスゲルにはカリフォルニア州では発がん性があるとされている成分が含まれます。

慢性毒性が既知あるいは疑わしいとされるこのような化学製品は身体につかないよう常にご自身を保護してください。そのためには摂取や皮膚接触を避けること、スプレーの霧やサンディングの塵、濃縮蒸気などを吸引しないなどの手立てをしてください。ASTM D4236(画材安全性表示に関する米国規格)に適合しています。


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