ゴールデンアクリリックス
ゴールデンフルイド

Golden History

紫外線からのコンピューター印刷の保護

GOLDEN芸術家色社。

 



コンピューターによる印刷は一般的には色褪せしやすいものです。このような印刷に使用されるインクや下地材は、太陽やその他の光源からの紫外線(UV)によるダメージから保護されなければなりません。


塗布の詳細

コンピューター印刷の保護:

ほとんどのコンピューター・プリンタのインク・システムは、水溶性の染料を使用しています。UV波長を含んでいる日光や光源に露出されるとすぐにインクが退色することから、その染料は一般的には色褪せしやすいものです。新しい顔料インクもコンピューター・プリンタで使用されますが、今のところ、これらの色はインクほどの印刷解像度はありません。

印刷物は画像を維持するためにUV保護に加えて、水、湿気、汚れからも保護されなければなりません。  


保護製品

ガラスとアクリル板:

一般的なガラスやアクリル板は日光が色材や下地材に接する前にその屈折率(角度)を変更するので、多少のUV保護が可能です。また、板ガラスにUV防止剤の層を組み込んだ特殊ガラスも有効です。しかしながらUVガラスは平均的な芸術家がすべての印刷に使用するにはかなり高価で、あまり実用的ではありません。さらに、この種の保護では印刷の安全な展示方法にも制限があります。

フィキサチーフ:

市場に出回っている溶剤やアルコールベースの「フィキサチーフ」にはある程度の耐水性はありますが、一般的にはUVから保護するものではありません。

UV保護コーティング:

他にも退色に対するUV耐性を持つシステムがあります。しかしながらゴールデン研究所でのテスト結果では、それらはMSAワニスほどの保護力はありませんでした。大部分はほんのわずかな保護力しか持っていません。MSAワニスは、耐光性を著しく改善します。

ゴールデンワニス:

ゴールデンMSAワニス(UVLS(紫外線吸収剤)入り) は、コンピューター印刷に耐水性とUV保護を与えるミネラルスピリッツベースのアクリルワニスです。ゴールデン社は水性のアクリルワニスを製造していますが、それはコンピューター印刷には使用できません。インクは水溶性なので、どのような水性製品も印刷画像の汚れ、にじみ、ゆがみの恐れがあります。


プリンタおよびインク・システム

この分野は急速に成長しており、メーカーは絶えずインクおよびプリンタの品質改良を行っています。我が社は様々なメーカーからの多様なインク・システムをテストしていますが、ご自身で試用あるいは情報収集した後にどのシステムを使用するのが最良なのかを決定されることをお薦めします。


塗布手順

最大限の保護を得るための手順:

塗装を十分に乾かすには46時間かかります。効果的に保護するためにはMSAワニスを48回塗りしてください(筆塗りの場合は4回、スプレーの場合は8)。紙のように吸収性の高い表面には最低でも2回の筆塗りをお薦めしますが、MSAワニスを3-4回筆塗りされることが理想的です。一般につや消し仕上げをお望みの場合、MSAワニスグロスの塗布後にMSAワニスマットを2回筆塗りしてください。スプレー機器が利用可能な場合は、マットワニスの最後の一塗りの代わりに2回のスプレー塗りで仕上げることができます。すべてをスプレー塗りで仕上げる場合は、6-10回の塗布を行うと十分に保護できます。筆塗りは吸収性のある表面に入り込むUV安定剤の量を最大限にするので、最初の何回かはグロスワニスの筆塗りをお薦めします。

光沢への配慮:

印刷物に対するMSAワニスの最初の塗布は、常にグロスワニスにすべきです。これは紙の吸収力によるものです。サテンまたはマットワニスを最初に塗ると、つや消し材を表面に残してワニス自体はすぐに紙に吸収されてしまいます。そうすると表面が「霜降り」状態になり、特に暗いインクの部分では目立ちます。

グロス光沢:MSAグロスワニスを推奨回数だけ塗布してください。

サテンあるいはマット光沢:MSAグロスワニスを何度か塗布(筆塗りの場合は2回、スプレー塗りの場合は4)した後に、低光沢のMSAワニスを推奨回数だけ塗布してください。こうすることで上述した「霜降り」状態を解消し、つや消し製品を重ね塗りするよりはきれいに仕上がります。

MSAワニスの正しい希釈法:

MSAワニスはラベル表面の説明に従って希釈してください。ミネラルスピリッツあるいは蒸留テレビン油を使用します(必ず新しいテレビン油を使用してください)。筆塗り用には10-30%希釈します(始めはワニスとシンナーの比率を3:1にすることをお薦めします)。スプレー塗りでは溶剤との割合を1:1にします(スプレー機器が比較的大きい場合、2:1のワニス/シンナーの混合液をスプレーすることもできます)。薄めたワニスは使用前に必ず同じような材質に塗布してテストしてください。

(注:MSAワニス、塗布手順、その他の情報についてさらに詳しくお知りになりたい場合はワニス塗布ガイドラインMSAワニスインフォメーションシートをご覧下さい)


UV保護

様々なインクおよび保護ワニスの相対的な性質を測定するためにゴールデン社ではUVA-351紫外線蛍光灯を装備したQUV耐候性試験機を使用して、一連のテストを行いました。この試験機を使用しての1200時間の暴露試験は、博物館の光の下で100年間展示されるという条件とほぼ等しくなるのです。屋外での暴露試験はもっと厳しいので、早期の劣化と著しく早い退色を示すでしょう。

一般に、何の保護もしなかったインクの結果は悪く、色強度の60-95%を損失するという結果でした。MSAワニスの筆塗り4回で保護された印刷物の色強度の損失は、わずかに20%でした。MSAワニスの量とその保護力の度合いには直接的な相関性があります。筆塗りを12回した場合、適度に保護はされますが色褪せないと考えられるレベルではありません。


耐水処理

MSAワニスを当社推奨の方法で塗布することで水と湿気に対する耐性が劇的に改善されます。ワニスは印刷物を水に対して完全に不溶性にするわけではありませんが、ワニスが塗られた印刷物は画像が汚れる恐れがなく通常の取り扱いに耐えることができます。


免責事項

本編はゴールデン社における研究とテストに基づいており、ユーザーが製品の潜在的用途を理解するための基本的な情報として提供されるものです。絵画制作における技法や材料、条件は多岐にわたりますので、ゴールデン社はご使用の商品が適しているものかどうか確認できません。従って個々の技法がその制作の要求にあっているかどうかを必ず予めテストしてください。当社は、本編の情報は信頼性があると考えますが、特定の目的のための商品性や的確性について、明示的または黙示的な保証をするものではありません。また製品の使用により起こりうる(間接的、派生的、その他のあらゆる)損害に対し責任は一切負わないものとします。


© 2003 GOLDEN Artist Colors, Inc.